2009年12月16日

ー寸法直しを拒まれるー
12-16-09
スカートがのびたのか、わたしが、多少は痩せたのか、気に入ってたけど、もう着られなくなってしまった。
4コマ目は、ぬいぐるみでもはさめば、着られるんだけどね、というような意味。実際、やってみたわけではありません、念のため。
 
体にあわなくなったスカートの寸法を直してもらおうと、洋裁店にいったら、「この布地、このデザインで寸法を直すのは、ぜったい、無理」と、つっかえされた。
ご丁寧に、「お友達にあげてしまいなさい」というアドバイスまでしてくれた。
「わざわざもらってもらうほどのシナではないんですけど」と言おうとしたけれど、言わずに静かに帰ってきた。
         

          

2009年11月30日



     ーくまを拾うー
IMGP3594
銀座和光並木館での個展が28日に、無事、終わりました。
多くの方々にいらしていただき、得がたいご意見の数々を
いただきました。ありがとうございました。
会場でお目にかかれなかった皆様、申し訳ありませんでした。
またお目にかかれます日を楽しみにしています。

では、またアトリエだよりを再開します。

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図書館にむかって歩いていると、くまがうつぶせに倒れていた。
「大丈夫か?」と抱き起こすと、それは、サンタだった。
正確に書き直すと、くまのマスコットが落ちていて、拾い上げてみると、
サンタの帽子をかぶっていた、ということなんだけどね。
路上からのクリスマスプレゼントだ。ありがとう。
街が、クリスマスのかざりつけできらきらぴかぴかして、きれいな季節。

 

2009年11月2日

ーペットショップー
11-2-09
リクガメって、あったかくないと、生きていけないらしい。だから、いろいろ設備が必要みたい。
百貨店の屋上にペットショップがあるでしょう。
そこをのぞくのが、好き。
金魚、うさぎ、ハムスター、インコ。わくわくする。
飼いたいな、と思う。
ぐるっと見て、やっぱりひかれるのは、リクガメ。
リクガメのホシガメ。シリア生まれだって。
甲羅にきれいな模様。なんか、かわいいし。

アトリエは日あたりがいいから、気に入ってくれるかもしれない、
とも思う。
「リクガメの育て方」というプリントをもらって、
帰ってきた。

ーお礼ー
ジュンク堂新宿店の、えっほえっほ絵本フェアに
たくさんの方々においでいただきまして、
ありがとうございました。

 


2009年10月28日

ー入れ歯の夢ー
10-28-09
 
歯に違和感を感じて、口をあけたら、
ぼこっと、歯が歯茎ごと落ちてきた。
げげーっ、わたしって入れ歯だったんだぁ、と思う。
今まで、おいしく食べてきたのは、入れ歯のおかげだったのか、と。
そして、入れ歯のない顔を確認したーーーこれ、昨夜見た夢の話。
       
     歯がなくなると、口の周りに、ギャザーがよります。それを夢でリアルに確認しました。

2009年10月17日

ー笑顔の人々ー
10-17-09
 
街で、じっと止まって、にこやかにしている人をよく見かける。
何か、楽しいことがあるのかしら?
でも、すぐに、答えがでる。片手に携帯電話があるから。そっか、街の中の、笑顔の自分を写してるのね。

         
                  ほんとにね、こういう光景、よく見ます。

2009年10月1日



   ースチレンボードの家具ー
IMGP3518
 
斜めにかたむいて、ちょっと開いた引出しから、Tシャツがとびだしてくる。
これは、スチレンボードをはりあわせて、絵の具で塗った、自家製の家具。高さ180mm
 
今日から、ジュンク堂書店新宿店(8F)で、本のフェアをしていただている(30日まで)。で、ディスプレイ用の立体を作った。この家具は、その一部。
毎日、少しずつ、作業をして、幅720mm、高さ380mm、奥行き210mmの箱の中に、絵本のワンシーンを作った。
それを、書棚のなかに、はめこむように置かせていただいた。
★新宿のおついでがありましたら、お立ち寄り下さい。★
 

2009年10月4日


ーマイナス・ドライバー(拾得物)ー
IMGP3531
 
天気予報が、「秋晴れの恩恵は、今日を最後に、しばらく受けられない」というので、散歩にでた。で、拾ったのは、錆びたマイナス・ドライバーの先端。
拾いものするために、散歩にでたんじゃないんだけどね。
これは、ジュンク堂新宿店のフェアの様子です。IMGP3525

2009年9月30日


ー六角レンチ(拾得物)ー

IMGP3520
 
道を歩いていて、拾った。六角レンチ。
 
筆や筆洗いや絵の具を置いているワゴンが、ねじがゆるんで、ぐらぐらしている。付属の六角レンチをなくしてしまったので、ずっとぐらぐらするのをを我慢して使っている。
 
そこに、この六角レンチが落ちているのを見つけたのだ!
アトリエにもどって、さっそく、ねじをしめようと、
六角の穴にレンチをさしこもうとした。。。はいらない。。。六角の大きさが、あわないのだ。
 
そうだよねぇ、そんなうまくいくはずないよねぇ。
 
ものさしがわりに、絵の具のチューブをおいて、記念撮影。

2009年9月17日

ータツノオトシゴ?ー
IMGP3516
 
アトリエのゴミ箱の底に、あれ?タツノオトシゴ?
誓ってホントなんだけど、作ったんじゃない。
絵をとめていた紙テープをはがして、ぽいっと捨てた
無作為の形が、たまたまタツノオトシゴだったのだ。
ゴミ箱から拾い上げて、ぱちり。
 

2009年8月31日

ー何冊あってもよいー
IMGP3493
 
『パパ・ユーア・クレイジー』、前も書いたかもしれないけれど、この本、何度も読み返す本。
ずっと、新潮文庫で読んできたけど、古本屋で、最初にでた版をみつけた。四六版。オビだって、ついてるし、なんて状態がいいんでしょう!拍手!
 
というわけで、同じ本だけど、迷いなく、買う。いろんな大きさで読めるなんて、うれしいっ。
実は、文庫も2冊持ってる。伊丹十三訳も、わざと、くどくど、くどくど訳してあって、すばらしい。
本棚、一列、『パパ・ユーア・クレイジー』にしちゃおうか。わたしもクレイジーかもね。
 
                             

2009年8月21日

ー『ロートレックの料理法』ー
8-21-09
 
料理の本って、いろいろあるけれど、これ、究極の料理本だなぁ、と今日も取り出してきて見る、この本。『ロートレックの料理法』美術公論社。
 
ベル・エポックの画家、ロートレックは、美食家で、すぐれた(たぶん)料理人でもあったらしい。ブイヤベース 英仏海峡風、とか、牛肉のポトフーなどは、レシピを読んで想像するといいにおいがしてくる気がする。でも、ネズミイルカの切り身の蒸し煮(ネズミイルカを銛でとってくるとある)、とか、ツグミ ネズの実入り焼き、とか、まず材料が手にはいらなさそうな、そして、どんな味か想像がつかない料理まで、プロフェッショナルを感じさせる幅広さ。
 
この中では、タンポポのサラダ、カタロニア風サラダ(じゃがいも、栗、ビーツ、クルミ、バナナなどをマヨネーズであわせる)は、作れそう。
      
昔の料理らしいところは、ひたすら、バターをたくさん使うところ。カロリー、高そう。。。

2009年7月17日

ーアロイーズ展ー
7-6-09
 
ワタリウム美術館で、アロイーズ展を見る。
1886
年生まれのスイス人で、精神病院に暮らしながら、
絵を描いた人。
分類としては、アール・ブリュットの世界。
絵の発露の強さをアール・ブリュットには、いつも感じるし、特に、彼女の絵には人生の愉楽を見つけることもできるし、しばし、日常から離れて、楽しんだ。
 
大小の紙が、色鉛筆、クレヨン、チョークなどで描かれた、装飾的で、カラフルな絵柄で埋められている。
題材は、物語や、演劇や、舞台を感じさせるもの。
人物の、水色の澄んだアーモンド型の目と、肉厚な赤い唇が、特徴的で、官能的。そして、大画面の中に連綿とつづく、さまざまの形の迫力。
 
病院で、アイロンかけをして暮らす一方、淡々と、描いて、描いて、描きまくる。その様子がフィルムになっており、会場で、映写されている。それも、とても興味深かった。
 
裏表にぎっしり描かれた絵を、アクリル板ではさんで、4辺をビニールテープでとめて、両面見られるようにした展示も、手作り感があふれて、よかった。 
     
黒いエプロンをかけて、ひたすら絵を描くアロイーズ。そして、描き上がった絵を、他の絵の巻いてある大きなロールに巻き込んで、せっせとしまいこんでしまう。
 

2009年7月6日

ー板状の段ボールをー
7-17-09
 
荷造り梱包用に、大きい段ボールが必要で、店から手で
持って帰ってくる途中、風にあおられて、段ボール凧になって、そのままちょっと、飛んでいっちゃいたいような感じだった。
 
アトリエに帰って、その段ボールで、箱を作って、梱包終了。
 
いよいよ夏の到来。
みなさまお元気でおすごしください。

     
   ほんとにね、飛んでいっちゃいたいような、風だったなぁ。

J・M・シング『アラン島』


6-9-09
 
アイルランドの作家、シングのアラン島紀行。
 
小さい島での質素で、昔ながらの素朴な暮らしに惹かれたシングは、何年にもわたって、島に通い、数週間ずつをすごしている。
島特有のモカシン、てこぎのボート、泥炭、塩をふくんで乾かない衣服、痩せた家畜、ケルプ。寡黙で、しかし、激情を内に秘めてひっそり暮らす人々。
島での生活の描写のあい間に、島の老人の語る物語がはさまれ、紀行文とお話のミルフィール仕立て(?)になっていて、飽きない。
知らない土地、知らない時代、知らない風俗なのに、行間に画像をうかべられる楽しさもある。
 
100
年前のアラン島が、そんなふうに、身近に、いきいきして感じられるのは、訳が新しいおかげでもあるとおもう。岩波文庫にも、はいっているらしいけれど、そちらは見ていないから、わからないが。
 
みすず書房の本って、カバーにポリプロピレンのコーティングをかけないから、紙の感触が、手に持っていて心地よいのよね。 
          
島の物語から。
雨宿りさせてもらおうと家をのぞくと、死んだ夫を前に妻がすわっている。
夫の死を知らせにいく間、留守番をたのまれ、死体のそばにいると、むっくりおきあがった。「妻の不貞をあばくためだ」と夫はいう。そして、また死んだふり。
そこに、妻が、若い男を連れて戻ってくる。
妻と男が眠ったところを、夫は起きあがって、男を刺した!
 
おもしろい!と、わたしは喜んで、4コマに。
 
 

100円ショップの喜び


5-29-09
 
図書館まで、いつもとちがう道で行くと、途中に大きい100円ショップがある。
ここに来ると、珍しくって、喜ぶ。
 
以前、買った、小さい土鍋は、湯豆腐や、おじやをするたびに、「これ、100円、うそだろーっ!」と叫ばずにいられないほど、便利に使っている。
 
安南焼き(ベトナム)のミルクピッチャーも、最高だった。 飲み物にミルクをいれないから、あんまり使わないけど。
今回のうれしい買い物は、ひらがなプレート。ひらがなの形に穴があいていて、ゴナ風文字(丸みをおびたゴシック体)が書けるんだ。
 
あと、観葉植物。とっても小さくて、かわいい!
 
 
             
    スペイン製の陶器の小さいココット、ちょっぴりグラタンを作ったりするのにいい
    かな、と思ったけど、今回は、やめました。でも、すごくよかった。だって、
100
    よ!やっぱり買えばよかったかもしれない。

バッテリー、あがる


5-28-09
 
久しぶりに車に乗ってでかけようと、車に乗り込んだ。「たまには、エンジンかけてあげないとね」といいながら、鼻歌まじりに、キーをスターターにさしこんで、くるり、っとまわす。
 
ひゅるひゅるひゅる。。。
 
いつもの、どどどどど という元気なエンジン音が聞かれない。
あーあ、やっちゃった。バッテリー、あがってる。
 
そんなわけで、今日は、電車で出かけてきた。
でも、電車も好き。
 
とにかく、車に早く充電しなくちゃ。
           
1ヶ月前には、かかったんだけどね。

かつおのたたき


5-26-09
 
かつおのたたきって、好きだ。
しょうが、みょうがをふんだんに用意して、ポン酢をつけてじゃんじゃん食べる幸せ! かつおのたたきの切り口の青光りする美しさ!
 
「うまいにゃー」とかいって、食後、手や顔が魚のにおいをさせているのは、ネコになった気持ち。しばし、わたしは、しあわせな、リッチなネコだ。
           
かつおって、英語でボニートということを、初めて知ったのです。このタイトルを書くために、辞書ひきました。

元犬(もといぬ)


5-25-09
 
落語を携帯音楽プレーヤーにいれて、毎日聞いている。
そして、げらげら笑ったり、しんみりしたり、ぞーっとしたりしている。
 
志ん生の『元犬』。これは最高。
白い犬が、願をかけて、人間になるという話。
人間になると、すぐに「奉公したい」と思うあたりが、この犬、いじらしい。
親切な旦那が家に連れていってくれたのに、足を洗った水を飲んじゃったり、帯の結び方がわからなくって、帯ひもくわえて、ぐるぐるまわっちゃったり。
 
そして、サゲがすばらしい。
 
あー、何度聞いても聞き惚れる。
そして、わかっていても、何度も笑ってしまう。
 


満願して、吹いてきた風をきっかけに、人に変身しました(2コマ目)。4コマ目は、世話してもらった奉公先で、吼えちゃってるところ。
いきなり、犬から人間になるって、大変。異文化交流の感もありまス。

銀座の迷い犬

銀座の迷い犬
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『ボストン交響楽団クッキングブック』


4-24-09
 
料理の写真のない、文章だけからなる料理本が好きだ。
どうしてかというと、レシピを読むとき、料理のイメージが浮かび上がってくるその瞬間が、わくわくして楽しいから。
 
というわけで、この『ボストン交響楽団クッキングブック』だ。
見事に、文章だけ。料理の写真は一枚もない。
そのかわり、オーケストラの人たちの練習風景などの写真がおさめられている。
 
そして、この楽団にかかわる演奏家たち(または、その妻たち)による、あらゆる国のあらゆる料理のレシピが載っている。
 
絶版になっているけれど、古書で手にいれた。
これは、楽しい。
たとえば、ウラディミール・アシュケナージの料理は、「ロースト・チキン用 フルーツの詰めもの」という、若干はてな?な一品。
 
 

にんじんピアノ、セロリ・ヴァイオリン、リーキ・クラリネット、鍋ティンパニ、そして大根指揮棒を描きました。
 

よみがえるブルーベリー


4-14-09
 
枯れたな、と思ってほってあったブルーベリーの木から芽がでているのを見つけてから2年。 以前、友人がくれた本『ボタニカルライフ』いとうせいこう著を読んで、ここでも、ブルーベリーは枯れ木と化していたから、さっさとあきらめていて、アトリエのすみっこに置いてあったのに、そこから芽がでたのだ。
 
うれしくて、「おー、生きてたか!」と、せっせと肥料をあげていたら、この春、とうとう花が咲いた!
ブルーベリーの花って、丸くて白くて、ほんとにかわいいんだ。
苗を買ったときには、実がなっていたから、花を見たのは、今年が初めて。
ここまで来ると、実も期待してしまう。
彩色筆で、めしべをちょんちょんしてみた。
これで受粉したかな。
 
この春は、種をまいて6年になるボケに、初めて花が咲いたし、よい春だぁ。
 


こでまり、山桜、いちご、ブルーベリーと、ベランダは、今、花盛り。
 

箱がたまってゆく・・・


4-4-09
 
お菓子のはいっている箱&缶が、大事だ。捨てられない。
ふー、アトリエが荷物だらけになるわけだぁ。
 
押し入れを開けると、箱&缶がざーっとなだれ落ちてくる、という明治生まれのおばあさんの話を聞いたことがある。やっぱり、捨てられないんだって。まったく、そういう感じ。アトリエに押し入れは、ないけれど。
 
最高のコレクションは、鈴木信太郞画伯のお人形の絵のついたクッキーの缶。この缶は、よく雑誌などでも、紹介されているから、人気があるんだろう。リボンをいれている。
他にも、たとえば、アクリル・グアッシュ(絵の具)のチューブは、寒色、暖色、グレー、淡い色に分けるから、クッキー、煎餅、ガトーショコラ、ドライケーキ、と4箱使っている。
 
金箔、銀箔、プラチナ箔を細かく切ったものには、8箱使っている。
 
箱&缶が増えても、使い道が、尽きないのが、不思議。
 


食べては、積み、食べては、積み。。。あー、いつか箱で埋もれてしまうのでしょうか。なんて贅沢なんでしょう!
 

からすの時間


3-24-09
 
たまに早起きしてみると、からすは朝早くから活発に活動していることがわかる。鳴き交わしながら、食事を探している。
 
飲食店のだすごみが目当てなんだろうし、ものすごい数、集まってきて、でも8時には、すーっといなくなってしまう。収集車がこのあたりは8時頃だから。
 
ネコを飼っている友人の話を聞くと、いつもネコが飼いたくなる。犬の話を聞けば、犬がほしいし、亀の話なら亀がほしくなる。でも、何も飼ってない。
 
ベランダの鉢にアリがたくさん住んでいるけれど。
 
でも、こうやって、自然の生き物を見てるもなかなかいいわよ。手がかからないし、えさやりの心配もない。自然の生き物はたくましいから、その生命力、感心している。
 
 

わーお、わーおとか、かーわ、かーわ、とかいろんな声をだすね、からす。

チョコレート・バー


3-6-09
 
仕事をしていて、ぐったりしてくるときがある。
そんなときは、チョコレートだ。
元気がでるよー。
しゃきーん、とするよー。
 
「おい、おい、甘党なのか、辛党なのか、
どっちなんだ?」という声が聞こえてきそう。
答えは、「昼は、甘党、夜は、辛党!」。
 
開髙健のエッセイに
「都会では、酒がうまい、
自然の中では、甘い物がうまい」というような意味のことが書いてあった。
 
甘辛、いろいろに、楽しむことができるのだな。
 


実際は、こんな、倒れるほどくたびれるわけではありません。チョコレートも飛んできてくれません(あたりまえか)。でも、元気倍増は、ほんとです。

アボカドの選択


2-19-09
 
アトリエにある、アボカドの木(果肉を食べて、種を植えたら育った)、ひたすら、上に上にのびて、もう、これ以上のびても仕方ないくらいにのびた。
もう、すぐ上は天井だし、先端の葉には日があたらないし、どうしたらいいんだろう、と思ってはいたが、ほっておいた。
そして、今日、見てみたら、幹から、わき芽がいくつも出ている!
 
そっか、上にのびてもしかたがないことを自分でわかったんだね。
それで、わき芽をだしてみたんだね。
なんて頭がいいんでしょう。
手がかからない子で、ママはうれしいよ(今日、わたくしは、アボカドの母である)。
 
 
 
 
☆お知らせ☆
商店街を取材して、『げんくんのまちのおみせやさん』という絵本を作りました。出版社は、徳間書店。
インクは、大豆でできている新しいインクで刷ってあります。発色がきれいです。
 

虹の棒


IMGP3202
窓から光がはいって、作業台に、20センチほどの虹がでている。
手近にあった紙に、線でこんな絵を描いて、虹にあてた。
そして、写真をとった。
虹をつかむ、の図。
 
2
月の光は、こんな遊びをもたらしてくれるんだね。
この虹、太陽の位置がかわって、20分ほどで消えた。
 
さあ、らくがきタイムは終わり。
お仕事、お仕事。



 

セーター拾わなかった



1-24-09

 
図書館に行く道すがら、植え込みのうえに、セーターがあるのをみつけた。白い、ほとんど新品みたいなセーター。
アメリカのメーカーで、馬に乗ってる人のマーク。
朝の雨に濡れちゃったかして、水をふくんで重そうだ。
 
図書館の用をすませて、帰り道、まだセーターはそこにあるのだった。
どうする?これ、拾う?
でも、なんか、そのあと、どうするか、考えが及ばなくて、やめにした。
 
友人にそのことを話したら、「着るものは、昔から、形代(かたしろ)といって、人の魂のかわりなんだからね。呪術的論理でいえば、病気や災厄を拾うことになるよ。だから、拾わなくてよかったよ」といわれた。
 
岡野玲子(原作・夢枕 獏)『陰陽師』の11巻にも、安倍清明が、同居する真葛という不思議な女のコに、自分が留守のあいだ、自分の着物を着せかけておく、という場面があった。
 
ああ、あれが形代かぁ、と思った。


新品のセーターを落としちゃった人は、さぞ、残念だったでしょうねぇ。

耳なし芳一ボックス


 
1-21-09
 

正月には、毎年、書き初めをする。
 
で、半紙に書いた、その習字、今年は、使い道をみつけた。
弁当のはいっていた竹かごを捨てられずにとってあったのを取り出して、糊で習字をはりつけたのだ。
 
さて、出来上がったのは、文字だらけの箱だ。
 
文字だらけといえば、耳なし芳一だ。
体中に経文を書いて、化け物から身を守ったはずが、耳だけ、経文を書き忘れて、化け物に耳を持っていかれる芳一という小僧さんの話。
 
それで、文字だらけのこの箱は、耳なし芳一ボックス、という名前になったわけ。
 
 


今年の習字は、明の時代の文徴明という人のを手本に、書いた。

テレビとメモ帳


1-17-09
 
テレビを、ぼんやり見ていられることって、あんまりない。特に、今は、戦国時代のドラマをやっていると、がぜん、わたしはいそがしくなる。
女房のファッション、足軽のファッション、殿様のファッションを観察して、メモやスケッチをする。そこらへんの時代が舞台だろう絵本の絵を、今、描いているので、参考になるのだ。
俳優が動き回るので、くたびれる。じっとしていてくれるシーンはありがたいが、他の角度がわからないし。
 
番組によって、着付けがちがう。かつらも、すごくちがう。
女房の前掛け一つとっても、紐の結び目の位置が前だったり、後ろだったり、いろいろあるのだ。
 
とにかく、テレビはくたびれる。
気合いがはいってないと、見られない。じっくり見て、メモしなくちゃいけないからね。
 
 
テレビ用メモ帳には、全国駅弁順位とか、
一品料理の行列の店とか、歌詞とか、
料理のレシピとか、動物とか、政治家の顔とか、
漫才のネタとか、じつにごちゃごちゃと
、かいてあります。

虫眼鏡がないと



1-5-09
 
携帯音楽プレーヤーが、うまくパソコンと連動(同期、という?)しなくて、サポートセンターに電話した。
そしたら、「本体にあるシリアル番号を言ってください」といわれた。たしかに、うっすら光沢の鈍い部分があるが、まさか、これが文字とは!
細かくて、読めない!!!
で、虫眼鏡をだしてきた。そしたら、なるほど、それは文字の配列であった。
 
昔、年配の人に「あなた、こんなに暗いところで、そんなにちっちゃい文字が読めるの?!」とか、言われたもんだ。暗がりで、文庫本読んだりしてたかだったと思う。そのときは、なんとも思わなかったけど、あれが、若い目、ってもんだったんだな、と思う。
 
 
 
 


虫眼鏡って、便利だし、おもしろい。
鏡の前で、口を拡大して見てご覧なさいませ。
4
コマ目みたいに、見えれば、大成功!

元旦の散歩



あけましておめでとうございます。

 



1-1-09

ほんとにね、ネコに見えたんです。
大きさといい、ふわふわ加減といい、
どきどきしました。