銀座の迷い犬
09/Sat/May/2009/
銀座9丁目を歩いていたら、むこうから、犬がやってきた。
白い成犬。首輪はない。植え込みのにおいを嗅ぎながら、でも、不安そうにユウウツそうに、うなだれて、歩いている。
迷い犬って、必ずこういう表情してる。
犬がほしいわたしは、ふと、連れて帰ることを考えた。
名前もその場で決めた。三四郎。
でも、アトリエのある共同住宅では、規則違反だからね。
三四郎、どうしたかなぁ。
このあと、飼い主と歩いているトイ・プードルが、自信満々といった風情で、頭を上げて堂々と歩くのを見て、少し憎らしかったです。完全に、迷い犬目線になっていましたね、わたしは。