2010年12月17日

ーふたご座流星群ー
12-17-10
 
やっぱり見たい、流星群。
 
夜、9時半には、仕事を片付けて、車に乗って近所をまわって、流星観察ができそうなところを探す。
いやはや、夜といっても、どこも空が明るい。
広い公園のそばは?と行ってみても、外灯が明るくて、空が見えないし、雲も多い。
ひとまず、その晩は、帰る。
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日、朝4時にがばっと起きて、オーバーを着て、ベランダから身を乗り出す。でも、やっぱり雲多め。
でも、あ、見えた!ような気がする。
 
錯覚かなと見ていると、また見えたような気がする。すると、空じゅうに、星が流れているように見えてきて、わけがわからなくなる。
 
たくさん見た、あれは、妄想?
 
熱心なわりには、つかみきれない、とほほな観察であった。
国立天文台のホームページを見たら、東京地域で朝4時に観察した人は、数が少ないようだ。
 
 
 
人工の光は、ほんとうに明るくてね。
でも、見えたような気がする流星の光は、
なんだか、すっきりして、気持ちのよいものでした。
 

2010年12月12日


ー冬の光②ー
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今日も日中は、いい天気だったから、作業机の上に、また小さい虹。
直滑降してるところを描いて、虹にあてた。
かくして、虹の斜面をすべりおりるの図となった。
 
大学のとき、スキー部にいたことがある。
でも、そのスキー部、いまはもう存在していない、と、この間きいた。スキー人口が3割減ったとは聞いていただけど、大学のスキー部がなくなるほどとはねぇ。
 
かくいうわたしも、もう10年以上、スキーをしていない。
とにかく、インドア生活花盛りの昨今である。
 
あ、でも、流星群は、見たい。
暗い空のあるところまで行けば、たくさん見られるって。
 

2010年12月9日



ー冬の光ー
 
 IMGP3783
故障した車が修理から帰ってきた。
フューエル・ポンプがだめになっていたそうで、交換したのだって。これで、一安心。
 
アトリエの作業机に、また今年も虹がでた。
冬だけの虹。
これを見ると、何か遊ばないではいられないから、空中綱渡りを描いた。

2010年12月3日

ー連日、故障に見舞われるー
12-3-10
 
このところ、身のまわりのものが、やたらと故障しまくる(そういえば、この日記の前回のも、土鍋がおしゃかになった話だった)。
 
買いたての、トレース用のライトボックス、電気がつかなくなって、修理をたのんだ。
 
オーブンレンジ。さっきまで動いてたのに、急に作動しなくなった。業者が来て、修理不可能といわれ、撤去。
 
そして、今度は、車だ。エンジンがかからない。バッテリーかな?とロードサービス業者を呼んだ。
「これは、バッテリーじゃないですよ」といわれる。
修理の手配を頼む。
そして、今日、車は運ばれていった。
 
ふー。
 
 
 

機械ちゃんたちには、健やかでいてほしいと,せつに願う冬の初めである。
 

2010年11月17日

ー寒い日の悲しみー
11-17-10
 
100円ショップで3年前に買った小さな土鍋。
「これ、100円なんて、うそみたい!」と、
使うたびに叫んでいた、ちび土鍋。
うっすらひびがはいってきてたから、
おそるおそる使ってきたけど、そのひびが
とうとう深い亀裂になって、割れた。
 
寒くなってきたところに、土鍋が去るとはねぇ。
 
みなさん、お風邪などひかれませんよう。
 


火をとめても、煮え続ける感じがいかにもおいしそうでね、土鍋。

2010年10月15日

ーカラスに頭をつかまれるー
10-15-10
 
でかけるべく、アトリエのある集合住宅をでた。
だいたい、そこいらには、カラスがいるんだけど、
今日は、なんとなく、鳴き声がいつもとちがうへんな感じ。
 
と、その瞬間、頭頂部がちくっと痛くなった。
そのあと、がしっと、頭をつかまれる感じがした。
悲鳴をあげる間もなく、もう放された。
 
そして、カラスが、頭の上から飛び去るのが見えた。
頭をつかんだのは、カラスだったのだ。
 
なんでカラスが、今日に限って、こんなことするんだろ?
と、ちりちり痛む頭頂部を撫でながら考えた(ケガはしていない)。
 
そして、今日の服装が、カラスにそっくりなことに気づいた。フリルつきの青黒い茄子紺カットソーと、同じ色の長いスカート。もしかして、これが原因?
 
あー、驚いた。
 
 

カラス、私の頭をつかんで、どこかに連れていきたかったんだったりして。なわけないか。

2010年9月22日

ーグミ・キャンディーのことー
9-22-10
 
最近、蛸の形のストロベリー味のグミ・キャンディーに
はまっていて、足を一本いっぽん食いちぎりながら、味わう。しみじみおいしい。
このグミはスペイン製。
 
歯茎のグミは、昔、フランスの菓子屋でみつけて、狂喜した。
 
指のグミはどうかな?存在しなかったかな?わたしが妄想で作り上げただけかしら?
 
もちろん、クマの形をしたのや、スパゲティ状のコーラ味、すっぱいミミズなど、オーソドックスなのもグー。
 
 


蛸のグミのメーカーは、トローリ社。会社の名前も最高!
 
とこで、耳グミ、鼻グミはまだ見たことない。あるのかもしれないけれど。
目玉チューインガムは、アメリカのおみやげにもらったことある。でも、目玉グミは、まだ見たことないです。
 

2010年9月19日

ー新しいメガネをー
9-19-10
 
このところ、メガネをかけていても、よく見えないな、と思っていたら、そのうち頭痛がはじまって、「あ、これは、度があってない」と気づき、メガネ屋にいった。
検眼してもらったら、やっぱり度がすすんでいた。
 
いろんなレンズを組み合わせてもらって、うわー、よく見える、と喜ぶ。
新しいメガネができてくるまで一週間。
この一週間をなんとかだましだまししのぎましょう。
 
やっと秋らしい空気。
ほっとしますねぇ。
長い夏でしたねぇ。
 


メガネ屋でレンズのシミュレーションするためのメガネ、ロボットみたいですごくおもしろい。

2010年9月3日

ールーペで虫をー
9-3-10
 
必要があって、虫をたくさんスケッチした。
 
よく見たいと思って、ルーペでのぞいた。
ひゃー、びっくり!
虫って、詳しくなかったけど、
拡大してみると、すごい!
精巧な作りで、感激する。
 
ルーペの倍率をあげると、さらなる驚きの世界が
見える。
 
公園でみつけたカナブン(たぶん。わたしは虫の名前にうとい)。
先端が3つに分かれた触覚を動かすのが、かわいい。
それにメタリックでかっこいいいなぁ。
でも、羽の縁には、うぶ毛がはえていて
実に不思議。
 
他にも、いろいろスケッチした。
あー、すごい夏だった。
 
9
月にはいっても暑いですね。
みなさん、お体大切にしてください。
 


目が疲れるけど、6倍のルーペで見える世界は、本当に感動するなぁ。

2010年7月12日

ー蚊ー
7-12-10
 
久しぶりに実家の庭にでた。
で、山椒の実を収穫した。
ほほほーっ、たくさんなってるなってる。
これを料理に使うんだ、うれしいな、と
摘んでいた。
でも、なんか、腕がかゆいなぁ、と見ると、
腕に2匹、蚊がとまっている。
そうだ、庭には蚊がいるのを忘れていた!
 
数分いただけなのに、8カ所さされていた。
しかも、蚊にさされると、直径20ミリほどに
赤くなって、腕が赤い水玉模様になって非常に
かっこ悪い。
 
 


ほんとにね、こんなんなっちゃってね。とほほ。
蚊のことを忘れていたよ。

2010年6月18日

ーとんびにサンドウィッチさらわれるー
6-18-10
 
めずらしく、遠出。
友人Hちゃんと、葉山でピクニックだ。
浜で、テーブルと椅子をセットして、
一口、サンドウィッチをぱくり。
あー、すてきなランチだわー、と
うっとりしているとき、
ばさりっ
と音がして、
その瞬間、
巨大な真っ黒な鳥の姿が
目の前にあって、
H
ちゃんの
短い叫び声。
 
とんびにサンドウィッチをとられたのだ。
上空には、7、8羽のとんびが
旋回して、まだまだこちらをねらっている。
これじゃ、こわくて食べられないよ。
テーブルと椅子のセットをたたみ、すごすごと浜をあとにしたのであった。
 



ほんとにね、とんびって、あっというまに来てあっというまに、上空に飛び去ってるんだからすごいはやわざ。
神奈川県立近代美術館葉山館で、ノルシュテイン&ヤールブソワ展見ました。
とてもよかった。627日まで。

2010年6月5日


 ー『おれはねこだぜ』佐野洋子ー
6-5-10
 
いわしのおいしい季節だ。
ちょうどいい大きさの、きらきらのぴかぴかの新鮮ないわしを買ってきた。明日の朝、食べよう、と冷蔵庫にいれて、就寝。
すると、一晩中、いわしの夢をみた。
あたりがいわしだらけで、そのたくさんのいわしをどこから調理したものやら、途方に暮れる夢。
これって悪夢かしら?それとも、リッチな夢なのかしら?
ちょっとうなされたから良夢ではないのかもなぁ。
 
ところで、空にそんなたくさんの魚がいる図って、
まるっきり『おれはねこだぜ』という絵本の絵、そのものでもあったわけで。
その絵本にでてくるのは、さばだったけれど、とにかく素敵な絵本。

2010年5月26日

  ーすずめのことー
5-26-10
 
すずめの数が減っているらしい。
何十年かすると、すずめがとっても珍しい鳥にるかもしれない、と ニュースで聞いた。
でも、このところ、すずめを毎日見るようになったから、すずめは増えたのかと思っていた。日に何度も、同じ角度ではばたくすずめを見る。
きっと、この集合住宅の屋上あたりに巣にふさわしいスペースをみつけたんだろう。で、子育てしてるのね、きっと。

2010年4月8日

  
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   ーオルヅルランの花ー
 
100円ショップで買ったオリヅルラン。
ビニールでできた鉢から、テラコッタの植木鉢に植え替えて、半年。
今日見たら、花が咲いていた。
見慣れない茎がでてきたな、と思っていたら、花芽だったのね。
小さい小さい花。
観葉植物にも、花が咲くのかぁ。
 

 

2010年4月1日      

     ー鈴木信太郎の缶をたずねてー
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昭和のうるわしの画家、鈴木信太郞。
敬愛する画伯がてがけた装画の本を日頃から集めるなどしているが、画伯の絵のついた缶を使っている洋菓子店、マッターホーンにはいったことがなかった。東京・学芸大駅の近くにあるそこにとうとう行ってきたのだ。
チョコレートの詰め合わせ缶は、こんなふう。
鈴木画伯お得意の西洋人形の絵がついている。
絵の左下には、す. の画伯特有のマークが。
店には喫茶室があり、そこの壁には、鈴木画伯の油絵と、リトグラフがかかっていて、このうえない嬉しい空間となっている!
至福のティータイムだったぁ。
 

2010年3月23日

       

   ータマラ・ド・レンピッカー
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渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「美しき挑発 レンピッカ展」を見る。
 
はじめて、実物をみることができた。それも、年代を追って、たくさん。
1920
年代後半から1930年代前半にかけての自信にみちみちた、油ののった時代の絵がもちろんすばらしいのだが、第二次大戦のころから始まる苦悩の時代の絵が、またすばらしい。いちど絶頂期を味わってしまったゆえの凋落の苦しみがにじみでてもいる。涙を流す年取った修道女を描いた一枚(「修道院長」)は、レンピッカらしい大胆な面の意識に、筆致の細やかさが加わり、静かで内省的な一枚。
中年期、アメリカでの田舎暮らしを題材にした一連の絵、試行錯誤の中で、表現を失いかけている絵、抽象にチャレンジしてもいたり、そして、再評価されてパリで再びかつてのアール・デコ的スタイルで制作を始める晩年。
一人の画家が、こんなにも、タフにしかし、繊細に、しかもふたつの大戦を経ることで、こんなに時代に翻弄されて生きたのか。
 
絵の一点一点の重みとともに、その人生の変遷も同時に見ることができ、とてもいい展覧会だった。
会期中、また見たい。
 
5
9日まで。おすすめ度☆☆☆☆☆(満点は☆5つです)
 



 

2010年3月19日


AKARI、その後ー
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前回につづいて、イサムノグチの照明AKARIの話で恐縮だが、破壊してしまった照明スタンド、生産中止なのかと思っていたら、今もちゃんと存続していて、しかもぼんぼり部分だけ、取り寄せることができた!
前回のページを見た知人が、「ここに聞いてみたら?」と店を教えてくれたのだ。
今朝、そのぼんぼりが届いて、ぼんぼりにしがみつかんばかりに喜ぶ。しがみついたら、また破れちゃうから、近寄らないけれどね。
こんな気持ちです、という絵を、復活を果たしたAKARIの画像に描いた。
 
破壊、そして、再生の春。。。
うれしい。。。
 
A
さん、情報を本当にありがとうございました。
 
 
 

2010年3月13日

ーイサム・ノグチのAKARIを(涙)ー
3-13-10
 
イサム・ノグチのデザインした照明器具AKARI
日本のぼんぼりにモダンな魔法をかけたような感じ。竹ひごの骨に和紙を丸く貼ってある。
そのAKARIの大きいのを持っている。
今はもう生産中止になっているラインだが、大事にしていた。
しかーし、不慮のそそうがAKARIをおそった。
室内用のおりたたみ式物干しがバランスをくずして、AKARIのうえにたおれたのだ。
ぎゃーっ、と叫んで、物干しをつかみにかかったが、あとのまつり。ぼんぼりが、妖怪のようにぱかっと口をあけて裂けてしまった。泣く。
 
いや、まて、これは和紙を自分ではりなおせばいいのでは?と思い直し、濡れふきんで和紙をふやかして、竹ひごからはずす。これで、水性の糊で和紙を貼っていたことがわかった。
しめしめ、うまくいきそう、と喜んだのもつかのま、次には竹ひごが、ただの長ーいひもと化して、床にコードのようにひろがった。
これをいったいどうやって復元したらいいんだ?
再び、泣く。
 
どうしたらいい???
 
 
          
 

2010年3月9日

ー『花さかじい』などー
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日本の昔話『花さかじい』(岩崎書店)ができてきた。
広松由希子さんの文章。絵は、わたし。チカラを秘めた文章で、楽しく読める。
おじいさんのたくましさ、へこたれない強さがスバラシイ物語でもある。
 
『決定版 心をそだてる これだけは読んでおきたい 世界の名作童話』(講談社)もできてきた。この中では、わたしは、ペローの「青ひげ」に挿絵を。
 
それと、別冊太陽の「この絵本が好き!」に文を。
 
寒暖の差が激しい3月、お風邪などひかれませんよう。
 

2010年2月9日

ー土偶展を見るー
2-8-10
 
上野の国立博物館に行ってきた。
国宝土偶展。
すごいよ、すごい、そろいもそろった国宝、重要文化財の土偶たち!
本館の天井の高い、うすぐらい会場に、土偶にだけすーっと光がさしている。土偶の下にも小さい光源があって、なんだか、すごく素敵に見える。
 
博物館の展示デザインは、大学時代の同級生がやっている。
これは、やりがいのある仕事だろうなぁ、と思いつつ、とにかく土偶の迫力に圧倒される。
 
小さい土偶が、こんなに気持ちをひきつけるってねぇ。
 
土偶?ホワット?というなかれ。
わたしたちのご先祖さまには、こんな凄い造形を生み出す方々がおられたのだ!
 
 
          
 
 
             221日まで。

2010年1月25日

ーこれはペンですー
1-25-10
 
最近の教科書でも、「これは、なんですか?」「これはペンです」で始まるんだろうか?英語の教科書。
ペンにしか見えないものを、「これはなんですか?」と聞くことは、実生活ではないんだけどねぇ。
 
で、教科書の挿絵が、もし、こんなふうだったら、この会話を覚える意味が、はっきりするんじゃないか、と思って、4コマを描いた。
 
 
         
         キャップをとると、ペン先があらわれる、という内容です。

2010年1月23日

ーニコラシカを知ってますかー
1-23-10
 
めっぽうお酒の強い、陽気な若い女性たちが、アトリエにやってきた。
わいわいおしゃべりしながら、楽しく飲んだ。
 
そのとき、余興のつもりで、カクテルを用意した。それが、ニコラシカ。
お酒好きで、楽しいことが好きなその日の客人たちは、おおいに、おもしろがって飲んでくれた。
 
 ニコラシカの作り方
 
小さいグラスにブランデーを一口分、そそぐ。
レモンのスライスを乗せる。
砂糖を計量スプーンにぎゅうぎゅうにつめて、
 
レモンのスライスのうえに、逆さにぽこっと乗せる。
 
 
 さて、この不思議な風体のものの飲み方
 
砂糖をこぼさないように、レモンのスライスを持ち上げて、口にいれて、12回かむ。まだ飲み込まないでね。
グラスの中のブランデーを一気に流し込む。
そこで、このカクテルが完成するというわけ。
 
これは、おいしいくても1杯くらいにしておいたほうがいい。あとが、後悔することになっちゃうからね。

        
わたし自身も、久しぶりに飲んだ、ニコラシカ。ドイツで考案されたカクテル。
 

2010年1月3日

ー書き初め&どじ初めー
1-3-10
 
あけましておめでとうございます。
 
 
私は、例年どおり、書き初めをした。唐の時代の欧陽詢という人の書と、明の時代の文徴明という人の書を真似て書く。こういうのを臨書というのよね。
 
墨っていい香りだし、臨書をするのって、無心になれるから気持ちがいい。
 
臨書を終えて、夕方、台所の壁を、ささっと拭いてるとき(年末にやってなかったから)、オリーブオイルの瓶を動かそうと、栓の部分を持って持ち上げたら、栓のしまりが甘くて、瓶が宙に舞った。大量のオリーブオイルが、降りかかってきた。
髪、顔、カーディガンにオリーブオイルを浴びた。
オリーブオイルが、目にはいると、しみる。
あーあ、やっちゃった。
 
 
気を取り直して、今年もよろしくお願いいたします。

         
               顔にかかったオリーブオイルを拭うと、
               見事にメークも落ちた。
               これって、クレンジングにも、なるって
               わけね。