く°ま展

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テディベアをテーマにしたグループ展を南青山の新生堂さんでやらせていただいた。
総勢16頭のテディベアでお出迎え。大勢の方々においでいただき感謝です。
く°ま と書いて、「ぷま」と読みます。
いろんなチャレンジといろんな勉強のできたグループ展でした。


『シベリウスの交響詩とその時代』

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こんな装画を描いた。シベリウスの生誕150年ということでの出版だそうだ。専門書でありながら、縦横な切り口の内容で楽しい。
フィンランドには、『カレワラ』という民族叙事詩がある。
恋や冒険がいっぱいでとーっても人間的なこの物語の存在はとても興味深いし、その世界観の不思議さには、脳を揺さぶられる。その『カレワラ』をモチーフにシベリウスは交響詩を作ったのだそうだ(まず『カレワラ物語』岩波少年文庫で読むととてもわかりやすかった☆)。そういう世界のためには、ときに抽象っぽい表現が必要と、こんな表紙になったのだった。高知麻紙にグアッシュで描いた。音楽之友社刊。

遊んでる場合じゃないけど

アメリカで子どもの時からいっぱい時間を過ごした友人Yちゃんは、こういう動作が板についている。まさしく、Yちゃんにこういう動作であきれられるだろう私である。だって、やらなくてはいけないことがいっぱいなのに、こんなの作って遊んじゃってるんだもん。あら、もうおつかいに行く時間?
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画像をクリックしてください。

コーヒーメーカー それと...

11-22-2015
ひょんなことから、アトリエに電気コードつきのコーヒーメーカーを導入することになった。今まで、ちびちびとケトルからお湯を細くたらして淹れていたのだけれど、わーい、これで好きなときに、コーヒー飲めるんだ。うれしいなぁ。たくさん淹れておいたコーヒー、今日、出かけるときに、あ、そうだ、飲みきれてなかったけどしかたない、とプラグを抜いて外出した。何時間かして戻ってきて、冷たいコーヒーがあることを思い出す。コーヒー飲みたい。でもポットを空にしてまた一からは面倒。で、プラグをさしこんで、へへへ、温めてみる。そりゃ淹れたてにはかなわないけどさ、といって熱くなったコーヒーを飲む。しみじみ嬉しい。沸かし直したコーヒーだぜ。と、そこでふと「沸かし直したコーヒー」という言葉にひっかかる。そうだ、私、20代のころ、同い年くらいの男性に「りまこさんって、山小屋とかで出てくる沸かし直したコーヒーみたいな人だ」と言われたことがあるんだ。その時、「へ?どういう意味?」とかって思ったけれど、びっくりしすぎて問いただすこともしなかったシャイなあの頃。でもどう考えても褒め言葉じゃないことは伝わってきていたので、詳しく聞きたくもなかったもんね。しかーし、今宵、沸かし直したコーヒーが沁みる。うまいぜ。きらきらした香りがたつわけではないけれど、少し濃くなって、しかもとってもホットで、あら〜、沸かし直したコーヒー、とってもいいじゃありませんか、となごむ。何十年もしてから、「それでいいのだ」と思った。ざまーご覧あそばせ、おっほっほ。

『くだものと木の実いっぱい絵本』

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▽秋だからりんごのページをお目にかけます。
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こんな本ができてた。
完成までにじつに4年かかってしまった。
編集の吉田亮子さんと、一緒に、うんうん うなりながら、あーだろ、こーだろいいながら作ってきて、やっと。
花の時期、実のなりかけの時期、収穫の時期、それぞれ取材にでかけて、色鉛筆でひたすらスケッチした。取材中、脚立から落ちたり、100色以上のの色鉛筆をひっくり返すなんて事は、日常茶飯。色鉛筆を拾って元に戻すのもはやくなった。庭のあんずの花、びわの花を提供してくれたAちゃん、Yちゃん、しょっちゅう出没するわたしに農園中の果樹をこころよくスケッチさせてくださった川﨑の農家小林さんご一家、そして、この本に3年もつきあってくださったデザイナー原純子さんに、それぞれ感謝です。
果物の専門家の三輪正幸さんが監修してくださっています。あすなろ書房からです。

I made this.
It took four years to finish it.
I worked with an editor, Ryoko Yoshida and I have finally finished the book.
I covered farms during flower season, baby fruit season and harvest season, and I drew what I saw using color pencils, and took photos.
I often fell off ladders, and often spilled my can of one hundred color pencils as I drew. I can currently put them back into the can very quickly!
Thank you to my friends A and Y, who gave me apricot flowers and loquat flowers from their garden. Thank you to the Kobayashi family, farmers in Kawasaki, who often allowed me to draw bunches of trees at their farm, and thank you also to Junko Hara, graphic designer, who helped me with this book for three years.
Masayuki Miwa, an authority on fruits, acted as my supervisor.
The book is published by Asunaro shobo.
The title of the book is, "A Picture book of Various Fruits and Nuts".

パノラマ撮影- A Panorama Mode-

渋谷東急本店での個展(10/15/-21)の様子を会場をiPhone6 plusのパノラマ撮影機能で撮りました。
I took photos of the gallery using the Iphone6plus's panorama mode.


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個展の入り口部分。This is the entrance.

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歩きながら撮影すると、上下動のせいで、こんなふうに波うっちゃう。
被写体さんが動くと、こんなふうに写ったりも。
展示は、挿絵とか、絵本原画のコーナー。
I took this photo, walking. It swung up and down as I was walking.

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パノラマをタテにつかって、陶磁器オブジェの展示撮ってみたり。
I took the ceramic book objects on the bookshelf using the panorama mode vertically.

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以上、こんな感じの展示でした。
Could you feel the atmosphere of the exhibition?

個展が終わりました Closing My Exhibition

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東京渋谷の東急本店美術画廊での個展が無事終わりました。お騒がせいたしました。いろんなご意見ご感想ありがとうございました。始まる前と終わったあとでは、なにかが違うわたしです。まだ言葉になってないけれど、これからの糧になりそうなことがいろいろ味わわせていただけました。お出かけくださった方々、そして、行けないけど、といって応援のメッセージをくださった方々、次回は行ってもいいかもね、と思って下さっている方々、本当にありがとうございました。

My exhibition at the gallery, Tokyu Honten, in Shibuya closed on October 21st.
Thank you for your various opinions and ideas. Something changed in my mindset during the exhibition. I can hardly say yet what I got out of the exhibition, but I surely got many hints for future projects. Thank you for coming, thank you for sending me messages that cheered up me instead of coming to the gallery, and thank you for intending to come to the next exhibition although you couldn't come this time.



この図なんだかわかりますか?

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この図を見て、「かっこい〜!」とわたしは驚喜乱舞。これ、なんだかわかりますか?
わかる方は、やはり絵に関係ある仕事をされている方ですね。個展が近いので、額屋さんと額の相談をした。それで額屋さんが描いてくれた額の断面図。米谷さんという額屋さん。

遊ばずにいられない(森永ラムネ)

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むかしからあるお菓子、森永のラムネ。
飲み物のラムネの瓶を模したプラスティックのボトルのなかに、白い丸いラムネがはいっている。
今日、気づいた、ときどき顔のついているのがある!かわいいよ!

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オキナワスズメウリ

9-24-2015
(あれ、きづいたら、ダイアリーの更新ずいぶんお休みしてました)

友人の鍛金作家田中千絵さんがくれたオキナワスズメウリのタネ、2年連続で花が咲く前に枯れてしまった。今年は3回目のチャレンジ。去年蒔き切れなかったタネに加え、やはり彼女から譲り受けた版画家の武田史子さんが、たくさん実をつけさせるのに大成功して、わけてくれたタネも蒔き、楽しみにしていたが...梅雨がすぎ、夏がすぎ....枯れなかったけれど、花が咲かないな...と思っていたら、けさ!咲いた!黄色い小さいかわいい、ウリ科らしい花。きゅうりやメロンの花に似ているんだ。わたし、もうすぐ個展。でも、花をめで、めだかを世話する時間は大切なのよ。めだかの稚魚、500匹いる。

蝶とドライブ

7-29-2015
用事で川崎市の読売ランドのほうまで車で行った。丘があって、木がたくさん茂っていて、自然がみぢかに感じられる場所。用事がすんで車にもどって、ドアをしめるときに、すーっと模様のある蝶が車に乗り込んできた。
あわてる様子もなく、気がむくとふわふわ飛んだりする。かわいいけど、ちょっとなぁ。。。しかも地元から連れだすのもかわいそう。というわけですぐに車から出した。
IMG_0003その蝶は、ヒメジャノメでした。

もてます、めすめだか---------------Being female is hard

7-15-2015
めだかのネタ続きます。
めすのめだかがお腹に卵をつけていると、おすのめだかたちが、そのめすのあとを追いかけている。「おれがおれがおれが」といってチャンスをうかがっているようにしか見えない。でも本当のことは知らない。「めすもたいへんねぇ」とかいいながら、楽しく見ている。

I write the topic of killifish, again.
Male killifish go after the female killifish that has eggs in their tummy, all day long.
I suggest they won’t miss the chance of producing offspring. But I don’t clearly know the truth. I’m just saying “Being female is hard” and enjoy seeing them.

めだかにえさをやる-----------------Feeding killifish

7-10-2015
スケッチするために、ベランダの鉢から屋内のガラスの花器にめだかを5匹だけ移している。よく見えて楽しい。絵も描いちゃうんだ。めすが卵をお腹に持つのもはっきり見える。えさをあげて、えさに気づく瞬間がかわいい。「あら?えさじゃない?」って「はっ」としてるのがわかる(ような気がする)。

それはそうと、サポサポprojectvol.12にお出かけ下さいましてありがとうございました。たくさんおいで下さり会場はとても賑やかでした。
ここで会場の模様はごらんいただけます。

I have killifish in the bowl in the balcony of my studio. I took out five fish and put them into the vase in the studio to draw a picture of them. In the vase , I can see them clearly. A female killifish has transparent eggs. When I feed them, they notice it, and then start to eat. The way they eat is very cute. They seem to get a start and say, ”Oh,yes, it’s food!”

By the way, thank you for coming to the charity exhibition “supo-supo project vol.12”. Many people have joined, so the gallery has been full of life during the period.
Here is the URL, you see the scene of the exhibition.



サポサポproject vol.12のおしらせ

東京芸術大学美術学部卒業生による「サポートする人をサポートする」震災復興支援プロジェクト。7月3,4,5日。東京都港区南青山5-6-10 Gallery 5610にて。3日は15時-19時。4,5日は11:00-19:00。いろんな作品が並ぶし、わたしも刺繍さの作品を3つ出してる。支援とか寄付とかどうしよう。。。とか思われていましたら、この機会にぜひぜひぶひぶひ。ワークショップやアーティストマーケットなど楽しい催しも。
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はがき大の刺繍です。左から糸のデッサン「はね」 「おと」 「はな」

『さざなみ軍記』井伏鱒二-----------The Rippling Waves

6-26-2015

こんなイラストを描いた。幽霊のお話を集めた本のなかの『耳なし芳一』に出てくる平家の幽霊。大鎧を着てる。芳一の話も最高だが、平家の哀しさといったら、やっぱり井伏鱒二『さざなみ軍記』。平 知盛の15歳の息子が、帝都(京都)から西へ逃れていく行程を日記に書いたものの現代語訳、という体裁のフィクション。「その場を見てきたのか!?」みたいに鮮やかな情景描写。平家の人々のいでたちのあでやかさ、上品さ。うっとりしながら読む。ときに、残酷な描写も歯切れがよくて、感激。読み終わっちゃうのが惜しいような小説。新潮文庫にはいってます。

I drew an illustration like this. It’s the “Heike”ghost, a character of the story of “Earless Houichi”. He wears an armor. The story of Houichi is well written. But as something that describes the sorrow of the Heike family, I recommend “The War Tales of Rippling Waves”, authored by Masuji Ibuse, a Japanese novelist. This is a fictitious tale based on the diary written by the son of Tomomori Taira, fifteen years old. The style of this book is Ibuse’s modern translation. I wonder whether Ibuse really looked at the scenes. The description is very vivid. The way of the Heike being dressed up is very impressive and elegant. I was so excited while reading by the Heike family. So it was regrettable to finish reading it. It’s published by Shinchobunko.

めだかのたまご

6-17-2015

アトリエのベランダで、めだかを飼っている。このあいだ、ちょっとスケッチしようと思って鉢からすくっためだか、お腹についてた卵が、離れてしまった!どうしよう!透明なきれいな小さい卵。受精するまえに離れちゃったのかなぁ。とにかく、卵は別の器にいれて、様子を見ることにした。そしたら、ちょっとずつグレーになってきて・・・虫眼鏡で見たら、目玉がふたつずつ、見える!わーいわーい、と喜ぶ。こんなふうに育つんだぁ。ひとつ1.5mmほどの大きさ。

潮吹き堤防【重要文化財】

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三重県四日市市で個展がはじまった。その設営のために日帰り。すごくいい天気。すっかり終わって時計をみるとまだ時間が早い。そしたら、ちょっとどこかに行ってみたくなる。ヤキハマグリで有名な桑名もいい。えーっと。でも、明治時代にできた「潮吹き堤防」が見てみたいな、と思った。船のある風景好きだし。そしたら、ギャラリーの女性が二人、一緒に行ってくれた。工業用の油のにおいがする。潮吹き堤防にあがって、先端まで歩いて行く。ヒールの靴に、ロングのスカートはバランスが悪い。歩きづらい。海に落ちそう。来たときは3人だったのに、帰りは2人だったりしてね、と冗談いいながら歩く。ぼらがときどきぱちゃーんと跳ねる。へへへ、いいとこでした。個展は5月20日まで。近鉄湯の山線の伊勢松本駅から徒歩30秒。メリーゴーランドの一番奥。

のいちご

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毎度公園ネタで失礼。毎朝行く公園。みんな気づいてないみたいなんだけど、のいちごがどっさりなるスポットがある。4月、白いかわいい花がいっせいに咲いて、そのあと待つこと3週間ほど。へへへ、とうとう熟れました。今年は、天候が不順だったけれど、このところの気温の上昇がよかったのか、たいへんにおいしゅうござる。「みんなー、ここにおいしいのいっぱいあるよー」と教えてあげたいけど、ありゃ、まわりにはだーれもいない、そんな非常に穴場なのである。
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ソメイヨシノだけじゃない


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近くで見ればピンクの花だけど

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遠目だと、緑にとけてみえる...

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ウコン ってうさくらなんだ...

カワヅザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、ヤエザクラ、さくらにもいろいろあるけれど、今朝近くの公園で見たこれ、「ウコン」というさくらの種類らしい。遠くから見ると、花がうす緑いろで、とってもシック。ソメイヨシノがすっかり終わっても、こんな楽しみがあったんだぁ。知らないことだらけ。犬もあるけば棒にあたる、わたしも歩けば、知らないさくらに出会える。やった!

京都での個展終わりました

4-16-2015

京都での個展BOOK A BOOK A BOOK ブカブカブック 展@メリーゴーランド京都、無事終わりました。お出かけくださったみなさま本当にいろいろありがとうございました。どんな展覧会なんだろ?と興味を持ってくださった方、うれしいです。にこやか朗らかなエネルギー体の店長が、ほんとによくしてくださって、感謝です。つぎの三重での展示にむけて、作品たちは梱包され、出発した、と連絡をもらっております。三重のみなさま、お近くのみなさま、よろしければ、そちらで作品たちに会いにいらしてくださいませませ。わたしもどの日かまだ決まっていませんが、そちらに出向こうとしています。展示は5/8-20です。

個展開催中in京都

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個展やっております。磁土で作ったオブジェだけで個展するのって、はじめて。メリーゴーランドKYOTO四条河原町から下がった東側(京都風の場所のいい表し方ね)にグンイデルビ寿 と右から表記のなんともレトロなビルがあり、そこの5階。天井が高くて、むかしの建築(いつごろのなんだろう)ならではの贅沢な空間。そこで、ガッツのある、そして、朗らかでキュートな若き女あるじ鈴木潤さんが、絵本の専門店と、ギャラリーを展開している。京都に設営を含め3日間行ってきた。彼女のすまいである京町屋に泊めてもらい、毎日、いろんなおしゃべりをして、げらげら笑って、ぽつぽついらしてくださる貴重な客人と話しをして、窓から見える木屋町の満開のさくらを眺めてきた。京都では4/15の17時まで。そのあとこの展示は、三重県四日市のメリーゴーランドに移動(5/8-20)。よろしければ、お出かけください。
IMG_2465こんなすてきなエントランス。
IMG_0079隣が絵本のお店。名物店長少し写ってる。働き者。IMG_2408
作品と一緒に展示する本には、へへへ、オリジナルのオビかけた。コート紙に出力したので、ちょっとほんものっぽいのだ。そして、そこには、「堀川理万子書房」といれた。あこがれの本屋さんごっこ。

荷造り

4-2-2015
個展にむけてのしたく。作品を仕上げて、梱包して、箱につめて、ひもかけて持ち手をつけた。キャスターのついたかばんに、その他のものを詰め込む。そんなことしているうちに、とっぷり暮れた。試しに荷物を持ってみる。荷物は全部で3つ。本来、2個以上の荷物は危険だ。置き忘れる可能性が飛躍的にあがるような気がする。こわい。とにかく作品だけは、いや、お土産も、いや、着替えも忘れたくない。どれも忘れたくない。先発で作品いくらか送っておいてよかった〜。まだソメイヨシノを間近に見ていない。今年は、そんなふうに終わっちゃうのか、さくらよ。京都でお花見できるかな。メリーゴーランド京都で4月4日から15日まで個展なのだ。磁器土でつくった本のカタチしたオブジェ。なんだか、いっしょうけんめい宣伝してるな、わたし。お近くのかた、気が向きましたら寄ってくださいませ。

個展に出す作品、こんなの

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シマウマが乗ってるのは、アイザック・ディネーセン『アフリカの日々』。

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TAOは老子のことね。

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星の王子さま。著作権が切れてる王子さまなので、わたしの作品にも登場してもらった。

個展がちかづいてきた。京都市のメリーゴーランドKYOTOで4月4日から。というわけで、金継ぎの終わった作品をここにアップしてみる。画像は、アトリエで、自然光で撮った(canonのEOS KissX2 で、レンズは50mm。何年やっても、しぼりとか、シャッタースピードとか、感覚的にしかわかってない)。本にちなんだオブジェで磁土でできてる。焼き物なの。イメージのもとになった本と一緒に展示したいな、と思ってる。本には、オリジナルのオビかけてね、そしたら本屋さんごっこできるな。展覧会のタイトルはBOOK A BOOK A・BOOK だけど、堀川理万子書房 とかにしたらよかったかな。。。いまさらながら。。。うしし。たのしみ。

金継ぎ

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本をテーマにしたオブジェを制作しております。
個展にむけて、作っている立体の本焼きの第1弾が終わった。磁器土というのは、本焼きの際、意外なところに亀裂ができたりする。それを漆と金の粉でととのえる。それを「金継ぎ」という。それが新しい装飾になる(陶芸の世界ではそれを「景色」といって、とてもポジティブにとらえているところがいい)。ひたすらそういう作業をする。ていねいに漆をひいて、そこに金粉をはたく。乾いてから磨く。すると、しぶく光る。ふふふ。がんばります。

個展の案内状


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もうすぐ個展だ。案内状ができてきた。ちょっと奮発して、いい紙に刷ってもらった。やっぱり、紙の質感大切だなぁと。とくにこういうシンプルな絵柄の場合は。そうだ、こういうぜいたくはとても大切なのだ。4月4日から15日まで、京都のメリーゴーランドKYOTOで、立体の展示。いま、せっせこせっせこ、制作やっております。20150322_103343ウラはこんなふう

今昔物語絵本『童のおつかい』

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こんな本が出た。今昔物語の原典は宝の山。うれしく読んで、その楽しさ、ふしぎさを絵本にできたらな、と作ってきて、これはシリーズの4冊目。編集者さんと話し合って、話し合って、話し合って...書いてはなおし、書いてはなおし、描いてはなおし、描いてはなおし、をくりかえしてここまでやってきたのであーる。ひたすら感謝であーる。シリーズで今までは主役だった権大納言には、今回は脇役で登場してもらっている。童はお寺にあずけられて、そこでお坊さんのおつかいに出かける。そこで、うわぁ、なことがいろいろ起きちゃって...。よかったら見てみてください〜。

ちいさなかがくのとも4月号『ちょっとみせてくださいな』

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こんな絵本をつくった。ちいさなかがくのとも4月号『ちょっとみせてくださいな』。鉢植えの下の生き物がテーマ。アリ、ダンゴムシ、ハサミムシ、などなど、みんないきいき暮らしている。鉢植えをあちこちで取材して、スケッチして。。。こんなふうになった。

こつこつ制作してる

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磁器土で本のオブジェを作っている。絵付けして、釉薬をかける。そうすると、お世話になっている工房の方々が窯に詰めて、焼いてくださる。ありがたい。焼き物には、2つの焼き方がある。空気をいれながら焼く酸化。空気を抜きながら焼く還元。それぞれでできあがりの色合いが違うという奥深さ。制作するにあたり、テストピースをこしらえた。酸化と還元、それぞれで作ったのだ。うっしっし、見比べてじっくり考えるぞ、と喜んでいたら、喜んで大事にしすぎて、還元のテストピース紛失した。いくら探しても出てこない。あーあ。わたしのやることはこれだ。どこにいったんだ〜い、テストピースくん。でも、いいよ。とにかくがんばります。楽しみます。

作文。月刊美術3月号に

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「月刊美術」という美術雑誌がある。
大学でカズオ・イシグロを卒論にした、という文学畑の、しかもあらゆることに好奇心旺盛でエネルギッシュな御仁が編集長。そこに、絵と文章を載せてもらった。同じ号で「私の好きな春の絵 春の画家」というコラムでは、敬愛するこみねゆらさんの作品『さくら子のたんじょう日』について書かせてもらった。文章の中では、エラソーにもゆらさんを呼び捨てにしちゃってるもんね。月刊美術3月号、本屋さんで手にとって見てみてくださいね(できたら、買ってくださいね 笑)。

凶は強!(?)

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えほんやるすばんばんするかいしゃ(東京・高円寺)で開催中(2月24日まで)の茂田井武『トン・パリ祭』にお邪魔してきた。(わたしも1点出品中)茂田井武の言葉を箴言とした茂田井みくじ(缶バッヂつき)があり、もちろん引きましたとも。そして映えある「凶」をゲット!いえいえ負け惜しみではありませぬ、余韻のあるいい箴言だった。おみくじ作成者は広松由希子さん。凶がぴったり今日も狂!メルシー、すてきなおみくじです。

茂田井武トン・パリ祭

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茂田井武を愛してやまない広松由希子さん×五十嵐千恵子さんの企画で、茂田井武好きのわたしとしましては、そのトリビュート作品展に参加させていただくことに。その展覧会は214日から、えほんやるすばんばんするかいしゃ(高円寺)で24日まで。茂田井武は『セロひきのゴーシュ』でその絵になじみがある人が多いのでは?わたしは、こんな絵を出してます。

稲城I.C.にて

2-12-2015

所用で、中央自動車道を走る。稲城インターチェンジで降りたい。そして急いでいる。あれ、いつも稲城で降りるために登る長いスロープが後ろの景色になって流れていく。やってしまった。通り過ぎたのだ。となりに大きなトラックがいて、出口の案内が見えづらかった...というのは、ただの言い訳。次のインターチェンジ国立府中まで14キロ。長い。しかし、そこは気持ちのリカバー天才(自称)のワタクシ、ささっと国立府中で再び中央道にあがった。さあ、こんどは、間違えずに稲城でおりるぞ〜〜〜っと、渋滞にはまりながら集中してみるが次のインターチェンジの案内が「調布」となっている。そんなはずはない、稲城稲城、と歌いながら稲城を探す...ありました、進入専用の稲城のレーンが。はい、詳しい方はもうおわかりですね、稲城インターチェンジに、下りから降りる出口はないのです。さすがにがっくり。そこからさらに調布まで走り、あとはひたすら一般道でしこしこ走った。シャビーなドライブであった。しかし、一般道を通ったおかげで、コンビニに立ち寄り、メイクの落ちにくいマスク、なるものを購入。そうです、わたしは風邪をひいております。もう少しましな話はないのか、このダイアリー。

こつこつ制作

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個展にむけて小さい立体の制作中。磁土でつくっている。素焼きして、そのあと釉薬かけて焼いてもらう予定。
本屋さんの併設のギャラリーでする個展なので、だいすきな本をテーマに制作しようかなと。わくわく。

道具を作る

2-2-2015

いま、個展にむけて、立体を作っている。
せっせと粘土で作るのだが。ずっとやっていると、「こんな形のかんな(粘土を削る道具をこう呼ぶ)があったらいいなぁ、とか思い始める。そしてかんなの刃がなまくらになってくると「研ぎたいな」と思う。手作り道具の欲求へ一歩を踏み出した栄えある瞬間だ。そのことを言うと、制作をさせてもらっている工房の主催者の陶芸家望月集氏が、軍手をしてポータブル−のガスバーナーを取り出してきて、かんなに炎をあてはじめた。なましている(なます、とは、金属をあたためて、やわらかくすること)。ペンチできゅっと形を整えて、はいできあがり、もう一度ヤキいれ(火をあてること)をして、ほんとにできあがり。やすりをかけて目立てをして、完璧に使いやすい道具になった。道具の改良がなされると、作業が飛躍的に楽しくなる。はかどるし、気持ちがいい。そうなると、自分でも、オリジナルが作りたくなる、ごそっと粘土が削れてタフなかんながほしい。というわけで、わたしも作った。のこぎりの刃をなまして曲げた。丸い棒に針金でとめた。やすりで目立てをした。それがこんな道具。もうすごいですよ。ぐりぐり削れて感動。

2-2-2-2015

雪が降る?

1-22-2015
歩いていたら、大きなぼたん雪が降ってきた。
東京は昨日、粉雪がたくさん降ったし、また雪?と思う。
しかし、あら?この小さいエリアしか降ってない。
上を見上げると、建築用の足場が組んである
パイプにからすがとまって、しきりにティッシュペーパーを
くちばしでちぎっては放し、ちぎっては放し、と
しているのだった。

成人式

1-12-2015

街には、晴れ着の女性がいっぱいだぁ。
振り袖、かわいいなぁ。
今日見た振り袖さんのなかで一番は、足踏み式のスクーターに乗った人。
薄ももいろの振り袖の袖をなびかせて、しゅーっと走っていった。
成人になられた方々おめでとうございます。

お酒も投票もどしどしやってくださいませませ。


謹賀新年

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旧年中はお世話になりましてありがとうございました。いろいろある中でやっぱり一番うれしいのは、だれかと気持ちが通じているのがわかる瞬間。ウールのセーター着たみたいな温かい気持ちになるそんな時、ニンゲンに生まれてよかったな、と思います。今年がみなさまにとって、よりよい一年になりますよう、心からお祈りしています。そして今年もよろしくお願いいたします。