2013年2月25日月曜日

ー『奇跡のリンゴ』ー
2-25-2013
 
ずいぶん前に話題になりまくっていた本だ。
文庫にもなっているこの本、やっと読んだ。
サクセスストーリーだとわかっているのに、
9
年間、りんごはおろか、花も咲かない、葉がほとんど落ちてしまう800本のりんごの木を世話している主人公、木村秋則さん、はらはらしながら読んだよー。
そして、いろんな苦しみを経て、とうとうりんごの白い花が全部の木に咲いたところでは、泣いてしまった(そこにいたるまでの苦難の時代のエピソードがまた実にすばらしいの)。
 
無農薬、無肥料で、おいしいりんごが作れるって、だれにも意味がわからないと思う、少なくともこの本を読むまでは。
 
そして、木村さんのりんごを食べてみたい、と思うのも、自然ね。
幻冬舎刊。
 
 
りんごの木に集まるムシたちの習性についての木村氏の観察なども、ほんとに楽しい。