2013年10月10日


ーアゲハさんたちー

10-10-2013

めだかのことばかり書いて、ナミアゲハの幼虫のことは書かずにきてしまった。てゆーか、ここ、生き物観察コーナーじゃないんだけどね。
アトリエのベランダの植木鉢に、柑橘の種をぽんぽん蒔いていたら、ぼんぼん芽がでて、ちょっとした群落になって、そこにナミアゲハが卵を産みつけた。幼虫になって、むしゃむしゃ葉を食べどんどん成長し。。。そして突然忽然と消える。そばには、鳥の羽がひらり。食べられちゃったのかな、と心配で、残った幼虫2匹をアトリエの中にいれた。それがさなぎになり。。。

絵本の編集者で生き物に詳しい人がたまたま来たときに、このさなぎをどうしたらいいかいろいろ教えてくれた。その教えてもらったことのひとつは、さなぎのまま越冬させること。そうよね、越冬して、春に蝶になればいいのよね、とか思っていて、朝、アトリエにはいるドアを開けた。

ぱたぱたぱた と聞き慣れぬ音が。そして、黒いひらひらが目の前をよぎる。
わ〜、アゲハだぁ〜。

羽化したてのアゲハが、ふわふわぱたぱた飛び回っている。
それも2頭!あら、同時に羽化したの?
羽がぬれたみたいにぴかぴか光っている。

アトリエは、南西向きで、室温がすこぶる高い。
それで、気分よく、羽化できたの?
窓を開けると、さささささ〜っと飛んであっというまに見えなくなった。

あっけない。実にあっというまの別れだった。
あとに残ったのは、抜け殻みっつ。そのうちのひとつは、わたしの抜け殻。
ちょっとさびしくなったな。